なっ、何だったんだ! あのブームは?
あの頃は思わず夢中になってしまいました。
趣味多き管理人があのブームを振り返ります。
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ブームの到来は昭和50年、西暦1975年です。オイラが小学校6年生くらいの時ですから、今日
現在で35歳以下の方は、このブームを知らないでしょうね。
とにかく万病に効くというふれこみで、親戚・近所・友人などから「紅茶菌」の一部を譲ってもら
い、アットいう間に日本全国に広がりました。
培養方法は簡単で、ガラスポットに冷ました紅茶を満たし、生クラゲのような菌を入れれば、自
然に増殖していきました。「健康に良い」とされたのは、紅茶の方で、くれぐれも菌自体を食したわ
けではありません。
味の方は、特別に不味かった記憶はありません。普通のアイス・ティといった感じでしたでしょう
か。
先生の家庭訪問時や友人宅に遊びにお邪魔したときなど、決まって出されるお茶は「紅茶キノ
コ」でした。
そんなある頃、マスコミが「紅茶キノコは有害」と報道したところ、アットいう間にブームは去ってし
まいました。ウチのオフクロも、せっかく育てて巨大化したキノコをゴミ箱に捨てていました。
今更考えれば、国民が集団催眠術にかかったごとく「健康にいい」と信じた行動も不思議です
が、紅茶の液体(ティーバッグ可)で増殖したキノコの正体の方がよっぽど気になっています。
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