なっ、何だったんだ！ あのブームは？
あの頃は思わず夢中になってしまいました。
趣味多き管理人があのブームを振り返ります。
 
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師走です。
「年々、師走のただならぬ雰囲気が失われている！」と、お嘆きの御貴兄・婦人方も多いことと存
じます。原因は、年末恒例のテレビ番国が減ったところにあるのではないでしょうか。
２昔程前までは、12月に入ると各テレビ局が主催する歌謡祭が行われていました。その年に日
本で流行したヒット曲を、ジャンル・部門別に表彰していたヤツです。
何と云っても、重要度・現実味のある賞は大晦日TBSによるレコード大賞です。昔は、「紅白」の
開始時刻は午後９時だったので、大賞歌手のNHK入りが可能かどうかの興味もありました。今で
いう、ダブルブッキングの瞬間移動並のスケジュールです。
ＴＢＳ以外による放送局主催の歌謡祭は、いまひとつ盛り上がりに欠け、開催日も年の瀬以前で
した。
特に、「レコード大賞」に対抗した「日本歌謡大賞」はTBSを除く民放が持ち回りで開催していまし
たが、1993年を最後に打ち切られました。
日テレ系列の「日本テレビ音楽祭」は1990年に終了しました。この音楽祭では、他の音楽祭には
ない「金の鳩賞」が有名でした。この賞は、デビュー後２年目のシンガーに贈られた賞です。
因みに、大阪の読売テレビ主催では「日本有線放送大賞」が、TBS主催では「日本有線大賞」が
あって、非常に紛らわしかった想い出があります。
フジ系列では、「FNS歌謡祭」が有名でしたが、1990年をもって廃止されました。
テレ朝系列では、「全日本歌謡音楽祭」が、テレ東主催では「メガロポリス歌謡祭」なんてのがあ
りました。
時代も変わり、折角各賞を受賞しても、辞退する輩のミュージシャンが多くなったことがこの手の
音楽祭衰退の原因らしいです。
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